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2021.10.29

クラス3の高視認性安全服を導入、受傷事故防止対策

対応エリアの一部で高視認安全服を導入しました

 

ASAHICHOの高視認安全服

https://www.rakuten.ne.jp/gold/workwearlab/special/high-visibility/index.html

 

高視認性安全服とは、着用者の存在を視覚的に高め、着用者を目立たせる衣服のことです。
近年における交通事故は、大幅な減少にもかかわらず路上作業者と車両との事故が交通事故に比例して減少していません。高視認性安全服を着用する事により着用者の存在を昼夜・天候を問わず視覚的に高めることができ、車両運転者に着用者の存在を早く認識してもらうことで、人対車両の事故の減少効果が期待できます。

 

当社もクラス3の基準を満たした安全服で業務対応を開始しております。

今後随時、他のエリアに拡大予定です。

 

 

高視認性安全服の規格が改正

令和2年3月に改正されたJIS T 8127 高視認性安全服の英語表記が「High visibility warning clothing」から「High visibility safety clothing」となり、より安全性を重視する表現になりました。また、クラス3ではこれまで「クラス3の面積を満たす長袖上衣」が条件となっていましたが、「クラス3の面積を満たす半袖上衣」も認められるなど、変更点がいくつかあります。

今回は高視認性安全服のJIS規格の詳細を確認していきましょう。

 

高視認性安全服には1~3のクラスがある

JIS T 8127 作業環境のリスク別に3段階のクラスに分類されています。

 

 

高視認性安全服は、「見落とされるリスクの高い状況で、視認性を高め、着用者の安全性を向上させることを目的とした衣服」と定義されています。JIS規格合格品の高視認性安全服を着用することで、昼夜問わず着用者の視認性を高めて事故リスクを低減し、また同時に移動体(車両等)の運転者も安心して運転や作業できることが期待されています。

JIS T 8127 高視認性安全服は、リスクレベルに応じた3つのクラスで構成されていて、衣服を構成する高視認性材料の最小必要面積などが規定されています。

車両が60 km/hで走行している場合、急ブレーキから車両停止するまでに40m以上(約2.4秒)を走行するとされています(車体性能や路面状況により変化します)。クラス2では時速60キロ以下を想定して規定されています。詳しくは以下でクラスごとの比較を確認してみてください。

 

リスクレベル:Class 1

車両の速度:30km/h以下

目安となる想定着用場所:駐車場、サービスエリア、倉庫、工場、工事現場など

蛍光生地の色:蛍光イエロー、蛍光オレンジ・蛍光レッド

蛍光生地の最小必要面積:0.14㎡以上

再帰反射材の最小必要面積:0.10㎡以上

複合機能材料の最小必要面積:0.20㎡以上

 

リスクレベル:Class 2

車両の速度:60km/h以下

目安となる想定着用場所:一般道路での作業、保全業務、交通誘導など

蛍光生地の色:蛍光イエロー、蛍光オレンジ・蛍光レッド

蛍光生地の最小必要面積:0.50㎡以上

再帰反射材の最小必要面積:0.13㎡以上

複合機能材料の最小必要面積:-

 

リスクレベル:Class 3

車両の速度:60km/h超え

目安となる想定着用場所:高速道路・鉄道線路での作業、保全業務、交通誘導など

蛍光生地の色:蛍光イエロー、蛍光オレンジ・蛍光レッド

蛍光生地の最小必要面積:0.80㎡以上

再帰反射材の最小必要面積:0.20㎡以上

複合機能材料の最小必要面積:-

 

反射材使用のルール:袖先・身頃・パンツの裾より50mm以上離す、幅および並列テープ官官を50mm以上にする、再帰反射材を一周させる。

 

高視認性安全服には、全ての方向からの視認性(360°全方向)を確保することが求められており、全方向に高視認性材料を使用することが必要です。つまり、水平方向の帯状の蛍光生地・再帰性反射材が、衣服の胴体部分や腕・足部分を一周していなければいけません。

また、高視認性安全服はジャケットや長ズボンの単体、または上下組み合わせのアンサンブルで判定します。そのため単体ごとのクラスよりも、上下組み合わせた場合のアンサンブルの実際に見える面積(蛍光生地・再帰性反射材)が最小必要面積を満たしていれば高いクラスに分類することができます。

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